自己超越的領域

ホロニカル心理学では、自己超越的領域も扱います。
究極的自己超越的領域では、観察主体と観察対象の区分がありません。観察主体の対象となる観察対象などなく、観察対象を観察する観察主体もありません。

観察主体と観察対象の関係は、観察するものが観察対象そのものであるという関係にある領域です。

観察主体と観察対象の関係が、相互反射的、相互内省的、相互再帰的、相互言及的な関係にあります。

それは、互盛央が著書「エスの系譜」(2016,講談社学術文庫、262-263)で取り上げたように、サルトルドゥルーズなどの哲学者が指摘する、「純粋な非主体的意識の流れ」「前人称的」「非人称の前反省的意識」の領域と考えられます。

自己超越的領域とは、想像的や空想的なものではなく、場所的自己がミクロからマクロにいたる無限の円である場自体に包摂された状態のことと考えます。場所的自己が、場自体に包摂されることによって、場が場所的自己に自体を映している状態と考えられます。