増幅・拡充

被支援者が直接体験において、自己と世界の間に不一致を感じているとき、支援者が、被支援者自身が自ずと一致を求めて微かに動き出そうとする身体感覚に焦点化し、その動きを増幅・拡充すると、被支援者の方の主体性を促進します。

しかし支援者が、被支援者を動かそうとしたときには、こうした被支援者の主体性を奪ってしまいます。

支援者は、被支援者の方の身体に起きてきた繊細で微細な動きをキャッチしたら、その身体感覚を、ただそのまま増幅・拡充することが、被支援者の方の主体性の促進のためにとても大切な作業となるのです。