苦悩の深さとホロニカル関係

苦悩は、一切合切の出来事が多層多次元化していくというホロニカル関係（縁起的包摂関係）を自己組織化していくはずの現象が、何らかの出来事を契機に、ホロニカル関係を失って、自己にとって適切な自己と世界の自己組織化が阻害されることによってもたらされます。

しかも自己と世界の出あいによる不一致体験があまりに累積してしまうと、自己組織化を阻害する悪循環パターンばかりが自己内に取り込まれ深い苦悩に落ち込んでいくことになります。