自己とは(4):多層多次元的存在

生命の樹(インド)

ホロニカル心理学では自己を、多層多次元的存在と考えます。
自己は、意識だけはなく無意識を含みます。
自己は、身体的存在でもあります。
自己にとって、身体と意識(無意識を含む)の関係は、不可分一体な両義的存在であり、非二元論的な而二不二(ににふに)の関係にあります。
自己は有限の個的存在であるとともに、無限の超個的存在でもあります。
自己とは考え出された「知的な我」とは異なり、過去を含み未来が開けてくる「今・ここ」において、生成消滅を非連続的に繰り返しながら刻々変容していくアクチュアルな場所的存在です。