
ある問題(症状)に対して、自閉スペクトラム、気分障害、適応障害、パニック障害、胃痛、頭痛、嘔吐、不登校、ひきこもり、トラウマ、虐待、セクハラ・・・といったような名を与える時、気をつけておくべきことがあります。
問題(症状)に対して名を与えた行為が、問題(症状)の軽減に実際に役立っているか、あるいは増悪化させてしまっているかについて、微妙な推移を繊細に見定めていくことが大切となるのです。たとえ、エビデンスがあるとされている対応であっても、実際にどのような変容プロセスをたどっているか、自らの目でしっかりと見極めていくことが大切となります。この時、すぐに何かを判断したり、評価することをいったん保留して、今の対応が身体感覚の推移にいかなる影響を与えているかを自らしっかりと観察することがポイントになります。
ひょっとすると、よかれと思って、今、行っている行為そのものが、問題(症状)の増悪化を招いているかどうか、その症状そのものの微細なプロセスにフェルトセンスしていくのです。