自己組織化(7):自己の個性化

自己自己組織化とは、自己の自己同一性を保ちながらも差異を繰り返しながら自発自展的に個性化していくことです。

このとき個性化は、自己と世界の出会いの相互限定による不一致・一致に限定されています。自己は世界からの働きかけに受動的に限定されながらも、能動的に自己の振る舞いを刻々自己決定しているわけです。

自己と世界の関係をめぐる受動と能動のせめぎ合いの重層構造のうちに、自己の自己組織化が促進されていると考えられるのです。