第5段階(ホロニカル主体:理の創発)

ホロニカル心理学における自己意識の発達の第5段階における内我と対話軸を持った自律的外我によるホロニカル主体(理)の創発とは、対立する既知のホロニカル主体の相対主義的妥協ではなく、共通点の発見でもなく、それぞれのホロニカル主体(理)を自らまったく新しいホロニカル主体(理)を創造・発見する出来事といえます。

第5段階になると、場所と場所的自己との不一致・一致の繰り返しの中で、外我は、内我との内的対話を通じて、内的世界(自己)と外的世界(世界)ほ不一致・一致の繰り返しが、より一致する方向に、自己及び世界を自己組織化することを可能とする新たなホロニカル主体(理)を自律的に創発しはじめます。