充足律

ホロニカル論は、確率の論理、因果論の論理及びテトラレンマの論理を包摂する生成消滅の創造と破壊の自己組織化に関する論理です。

例えば人間という自己を考えるとき、量子の位相では確率論的である現象も、もう少し粗大な物理の位相では決定論的です。しかし物理の位相では因果論的に決定論的な現象でも、生命の位相では円環論的で非決定論的現象です。そして高次な精神的活動の位相では、テトラレンマ的論理により実存するといえます。

多層多次元は、それぞれの位相に応じた充足律としてのホロニカル主体(理)を持つと考えられるのです。