創世物語

絶対無(空)が絶対無自身を自己否定しその分化・発展と統一作用の中で、相対有と相対無が相矛盾しながら同一にある無限の絶対有の世界(宇宙)が創造されたと考えられます。

その結果、自己も万物も相対無と相対有が相矛盾しながら同一にあります。すべてが創造的絶対無の世界による生成消滅の一要素といえるのです。

絶対無(空)を否定して生成された絶対有の世界を、自己が、さらに否定するところに、自己の観察主体にとっては、多層多次元にわたる対象世界が構成的に観察されると考えられるのです。

絶対無(空)は、何もないのではなく、すべてを生み出す源です。そして、絶対無が自分自身を否定して自発自展すると、すべてが相矛盾しながらも一致する「相対有」と「相対無」が生まれ、それによって無限の可能性を持つ宇宙が創造されたと考えられます。

この結果として、私たち自身や万物も、相対有と相対無が矛盾しながらも同じである状態にあります。すべてのものが、創造的絶対無という大きな仕組みの一部として、生まれたり消えたりする役割を担っていると考えられるのです。

一見、難解に感じる物事の本質を見極める捉え方ですが、ビッグバンにはじまるとされるこの全宇宙がもともとゼロポイントからの起源をもつことに気づけば、至極当然のことにようにして了解されてくる考え方です。