近未来について

AIで作成

近未来を考えるとき、知識を記憶し、論理的・理性的に考える作業の多くはAIが担うようになり、肉体労働もロボットが代替していく可能性があります。そうした時代においては、人間が生きる意味をどのように感じ、そしてどのように伝え合っていくのかが、ますます重要なテーマになるのではないでしょうか。

そこで重要になるのが、人と人、人と社会、人と自然との関係性です。関係性なきところに、生きる意味はなかなか見出せません。自分の存在が相手の眼差しの中にどのように映り、また相手の存在が自分の眼差しの中にどのように映るのか。そのような実存的な関係性を実感・自覚していくプロセスの中から、生きる意味は創発してくるのではないでしょうか。

ホロニカル心理学では、自己と世界、自己と他者、自己と自然との関係が、近代以降、外我優位の社会の中で希薄化してきたと考えます。しかしこれからの時代は、外我による合理性や効率性を大切にしながらも、もう一度、内側の体験を重視する方向へと転換していく可能性があると考えています。

ここでいう内側とは、自己と世界との出あいの中で生じる不一致や違和感を直感的・体験的に感じ取る働きです。それは言語化される以前の、非言語的で身体的なプロセスの直覚ともいえます。そして、この体験的プロセスをいかに自覚し、それと調和する形で外側の世界との関係を形成していくかが、これからの時代の大きな課題になるのです。

一歩間違えれば、私たちは自己と世界との直接的な体験的関係を失い、ますます外我優位の社会へと傾いていくかもしれません。その結果、生きているという実存的な実感を持ちにくくなるだけでなく、人と人、人と社会、人と自然、そして人と世界との関係がさらに希薄化し、生きる意味そのものを見失う危険性もあります。

この先、外我がますます優位になるのか、あるいは内側の体験が再び重視される時代へと移行していくのか。それとも内我と外我が相互に補完し合うバランスの取れた社会へ向かうのか。私たちは今まさに、その帰路立っているのではないでしょうか。