場所的自己(18):コンステレーション

異なる価値観や信念を持った人々が不一致の壁を超えて、ある一つの新しい価値や信念を共創するとき、ある人のある言動が創発現象の契機になっています。

このときその言動には、その人の自己の内からではなく、その人自身がその人自身を含むの一切合切を自己に写し、その場所の持つ統合的働きによって突き動かされ、そうせざるを得ない役が自ずとコンステレーション(布置)しています。

一切合切を縁起的包摂的(ホロニカル論的)に映す場所が、場所にいる人を突き動かしているのです。