“こころ”とは(57):多層多次元な現象の源泉

“こころ”とは、意識現象や物理現象が多層多次元な現象となって立ちあらわれてくるすべての源泉と考えられます。

物理・化学的現象、生理・生物学的現象から哲学や宗教に至るまで多層多次元な現象を産み出す源泉が“こころ”です。

現代心理学は、理性、感情、無意識など、心身二元論的な個人の意識現象のみに“こころ”の働きを限定してまったことによって、むしろ、苦悩の意味、人生の意味、存在の意味などの価値が失われてしまっています。

ホロニカル心理学は、無味乾燥化しかけている現代心理学に、もう一度、“こころ”とは何かを探究する歩みを通じて、“こころ”の働きの息吹を取り戻そうと考えています。