「IT(それ)」とは(32):個性化の究極での出あい

自己の個性化の探究において、自己超越的な「IT(それ)」との出あいがあります。

徹底的に個性化を究極する極限の中心点に、超然としてすべてを遍く包む「IT(それ)」との出あいがあるのです。

自己の中に包摂され、自己を包摂する「IT(それ)」との出あいが個性化の極みにあるのです。

しかも「IT(それ)」との出あいの瞬間においては、自己が「IT(それ)」に出あったというよりは、「IT(それ)」が自己を通して「IT(それ)」自身に出あう体験となります。