「IT(それ)」(36):あるがままとは

重々無尽に識別・分別されることによって生じている生成消滅の苦の世界が、そのまま双面かつ同時に「IT(それ)」の働きによって統合されている無差別・無分別の全一の世界でもあることに覚醒するとき、苦を含み一切合切が、「IT(それ)」の働きに包まれ、すべてが苦楽を越えたあるがままになります。