ホロニカルな世界(1):ミクロ⇔マクロ

一瞬一瞬、非連続的に変容する世界は、極小のミクロの世界から極大のマクロの世界に至るまでが重々無尽のホロニカル関係(縁起的包摂関係)よる全一的な出来事としてあります。

ミクロの出来事にはマクロの出来事による作用が縁起包摂的に作用し、マクロの出来事にはミクロの出来事が縁起包摂的に作用しているのです。

ミクロの振る舞いにはマクロの作用が包含され、マクロの振る舞いにはミクロの作用が包含されながら無限の出来事の世界が創りだされているのです。

しかしながら、自己と世界の不一致と一致を繰り返しながら自己との世界の一致を求めて新たな自己を自己組織化しようとする自己にとっては、自己と世界が不一致になった途端、世界との融通無礙なホロニカル関係が崩れ、多層多次元に識別された万物からなる世界が立ち顕れてくることになります。

こうした世界観は、華厳経の相即相入、一即多・多即一の世界観と極めて似ています。