自覚と認識

自覚とは、自己と世界の出あいの直接体験そのものを自己自身が全体験的に直覚している意識状態のことです。

それに対して認識とは、観察主体である現実主体(我)が、観察対象となる何かを識別的に理解する意識状態のことです。この時、認識においては、必ず観察主体と観察対象に分断されています。

ホロニカル心理学では、いくら物事を認識しても自覚に至ることはできず、むしろ自覚するところを認識することが大切と考えます。