「IT(それ)」(24):統合化の理

一切合切の出来事は、絶対的に相矛盾多層多次元な重々無尽の世界を自己組織化しながらも、即同時に、一即多・多即一のホロニカル関係にあるといえます。

ホロニカル関係とは、部分が全体を包摂し、全体も部分を包摂するといったように、あらゆる部分と全体が相互に縁起的包摂関係を形成することです。この部分と全体の関係は、極限のミクロの点から極限のマクロの球まで至ります。

こうしたホロニカル関係を可能とする理が、一切合切の統合の理としての「IT(それ)」の理とホロニカル心理学では考えています。それは、多層多次元な世界を全てを総覧しながら、すべてをあるがままに包摂する究極の理と考えられます。