創造的世界の一中心点としての自己

自己と世界の関係は、ホロニカル関係という縁起的包摂関係にあります。ホロニカル関係に目覚めるほど、「自己は、周辺なき創造的世界の無限の球の一中心点として存在」していることを実感・自覚していきます。

また異なる自己同士も、自己と世界の、ホロニカル関係を創造しながら、お互いのかけがえなき人生を歩み、死を迎える立場にあることをますます実感・自覚していきます。

ただ我(現実主体)の欲求を満たすだけでは、自己の実現は遠く、真の自己の深化は、自己と世界の違和性を包摂するホロニカル関係を求めて生きるところにあります。