差異の相互理解

違いの一致を求めるのではなく、むしろその逆に、同じ場所において、それぞれがそれぞれの個性に応じて多様に表現しあっていることの相互理解を図ることの方が、多様化・多元化社会に求められる倫理だと思われます。

そのためには、一切合切の矛盾・対立を場所的自己に映し、自己に取り込むことによって生じる自己違和感が、ほんの少しでも一致していく方向に、一瞬・一瞬、創造的に生きることの方が個性化を促進していくとともに共存を可能にしていくと考えられます。