失敗について

失敗とは、ホロニカル心理学的には、我(現実主体)の抱く感覚です。自己にとって失敗という感覚はなく、ただ自己と世界の出あいに伴う不一致感があるだけです。

その意味では失敗とは、我の執着が脱落して、自己が自己自身の置かれている現実の実感・自覚を深める契機になる出来事といえます。

 

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