自己と世界の不一致体験の累積とその影響

自己と世界の出あい不一致の体験の累積は、次第に、粗大かつ表層レベルから、より微細かつ多層な深層レベルにわたって、観察主体と観察対象をめぐって、より深刻で気づきにくい悪循環するフラクタルな構造を形成していきます。

しかし、多層多次元にわたる悪循環パターンの中から、観察主体と観察対象の関係が、より一致する方向に変容可能な組み合わせを発見・創造すれば、その小さな部分的な変容は、やがて大きな変容をもたらす契機になることが可能です。