
我の意識が生死の現実について、つい忘てしまうかそれとも意識しているかに関係なく、私たちの自己は、その根底において、常に生死を繰り返している存在世界に触れています。一瞬・一瞬が、新たな自己の誕生であり、これまでの自己の終末を繰り返しているといえます。
自己意識の発達は、自己は、すべての始源から創造され、すべての終末である根源である絶対無に帰還することへの実感と自覚に向かっていきます。
ホロニカル・アプローチでは、自己とは単なる個体の意識や経験にとどまらず、より広範な存在とのつながりを重視します。この視点に立つと、自己は生死を超越し、永遠の今を生きる存在として捉え直されます。絶対無は自己の究極的な本質であり、すべての現象の源泉です。自己はこの絶対無を実感・自覚することで、真の自己に向かって、適切な自己を自己組織化できると考えられます。