特定の人に対して、安全で安心でき、信頼を置けるようになると、人は、その人を安全基地として、何らかの危機状態に陥っても、自己と世界に対する信頼を修復したり、回復させることができます。
そして多くの人は、そうした場所は、本来、家庭であるべきであり、しかも父親でもなく、産みの母親であるべきという神話を抱いています。
しかし、心理社会的支援の実践からは、実母や男女を問わず、特定の数人の良識ある大人やローカルなコミュニティであったとして、できるだけ人生早期から一貫し安定した安全で安心できる人と場所との間で、適切な絆を形成さえできれば、そうした絆は、被支援者自身に内在化されていく事実を明らかにしているように思われます。
内的世界と外的世界を共に扱うホロニカル・アプローチでは、被支援者と支援者の適切な絆の内在化をとても重視しています。