異論許容性

ある場所、ある社会組織において、どれだけ異論が対話の中で許容されているかは、価値の多様化・多元化が加速度的に進む現代社会にあっては、共生可能性を模索する上で、とても重要なテーマと思われます。

価値の多様化・多元化が浸透してきている社会にあっては、自己と他者が価値観の一致を求め合い過ぎると、かえって共感不全を引き起こす要因になります。共感が大切と言うときには、異なる価値観や異論があると言う現実をどれだけ相互に尊重することができるかと言う前提が、これまで以上にグランドルールとして必要になってきているのです。

もしも共感が他者に対してひたらすら一致を求めるだけのものになるならば、そこには対話は成立せず、かえって人と人の関係の軋轢を高める危険性が高まると考えられます。

価値、意見や感覚の異なる者同士の対話の中でこそ、自分の抱いていた価値、意見や感覚を変える可能性を高め、自他共に変容し、対話の場において新しい価値、意見や感覚が創発される可能性があるとホロニカル心理学では考えています。