ホロニカル心理学では、“こころ”と自己の関係を次のように考えます。
“こころ”とは、0即一即多即∞の場(フィールドのようなもの)です。
自己とは、0かつ∞の場の場自身の“ゆらぎ”が絶対的矛盾の自発自展して創造された一即多・多即一の存在と考えられます。
したがって自己は、誕生時点から自己と世界の一即多・多即一といったホロニカル的関係を自発自展させる歴史的存在として生き、そして死んで0かつ∞となると考えられます。
自己にとって苦悩とは、自己と世界のホロニカル的関係を見失うことです。また自己にとって究極に救われるとは、自己と世界のホロニカル的関係(縁起的包摂関係)を深化させることができることです。また場所的自己としての自己が、場所的自己が「我(現実主体」を忘れる瞬間、「永遠の今」に一瞬だけ触れることができます。
場所的自己が「我」を忘れて場との一致のホロニカル体験を得ると、その後、場所的自己は場と一のホロニカル体験を自己照合の手がかりとして、適切な自己を自己組織化させることができます。多層多次元にわたる自発自展的自己組織化は、場所的自己と世界の不一致・一致の直接体験にあるがままに生きることを可能にしていくからです。