現実主体の意思と自己の意志

自己と世界の不一致・一致の出あいの中で自己組織化する自己の働きは、我(現実主体)の働きを越えています。自己と世界の出あいから我(現実主体)が機能的に形成されてくるのです。

意識的な我(現実主体)の意思が自己を動かしているのではなく、自己の意志が我(現実主体)を動かしていると考えられるのです。意識的な我(現実主体)が自己を動かしていると思うのは、知的な我(現実主体)が作り出した想像であり錯覚といえます。