自己とは(14):場所を映す自己

今・この瞬間、自己と世界の不一致・一致の出あいの中で、自己が場所的自己として一切合切の矛盾を場所的自己に映し、自己内に取り込みます。

しかもその場所的自己自身をさらに自己が否定し過去の自己とし、自己と世界の一致を求めて新たな歴史的自己を自己組織化していきます。

自己とは、一瞬・一瞬、絶え間なく生成消滅を繰り返しているのです。

変化なき自己は自己とはいえません。