有と無

実在の根底に有を見るのか、無を見るかの違いで、自己及び世界の捉え方が根本的に異なってきます。

西洋の論理は前者の有の論理としてそのパラダイムを深化させ、東洋の論理は後者の無のパラダイムを深化させてきたといえます。

ホロニカル心理学は、自己と世界の不一致の論理として西洋思想の智慧を積極的に取り入れ、自己と世界の一致の論理として東洋思想の智慧を積極的に取り入れています。

そして両者を統合する論理として西田幾多郎の絶対矛盾的自己同一所の論理として絶対無(空)を取り入れながら自発自展してきています。