
現代社会とは、個々人が異なる意識や世界観を抱きながらも同時に存在することによって、ぎりぎりのところでせめぎあいながらも相互作用的に存在しようとしている世界といえます。
ホロニカル心理学の視点から見ると、こうした社会は「自己組織化された関係性の場」として捉えられます。つまり、個が単独で完結するのではなく、他者との関係性の中で自己を編み直しながら、動的に変容していくプロセスが常に起こっているといえます。個々のホロン(部分であり全体でもある存在)は、互いに干渉し合いながらも、全体性を損なうことなく共存しようとする。そのせめぎ合いの中にこそ、創造的な可能性と新たな秩序の萌芽が潜んでいるのです。