持続的変容の条件

自己と世界不一致・一致が展開するとき、支援者が被支援者に先行する形で一致した気分になりがちですが、しかし支援者の気分に被支援者が追随していく支援の展開は危険です。確かにそうした場合にあっても、被支援者の加速度的変容は可能です。しかし、そうした変容は支援者によって他律的に動かされている一時的なものになることが多いものです。

大切なことは、被支援者が自己と世界の出あいの一致を実感・自覚を体感するにつて、被支援者の自己自己組織化が自発自展することです。被支援者の主体的能動的な変容である限りにおいて、支援を離れた生活の場でも変容が持続するのです。しかし支援者が主導し過ぎた場合は、被支援者は、持続的変容の条件的に変化に高揚感を抱いたとしても、高揚感から目ざめた途端、むしろ一気に奈落の底に墜落してしまうのです。

変容は、被支援者のペースで進行することが望まれるのです。その方が、確実であり、加速度的かつ持続的な変容をもたらすことができるのです。