真の自己（10)：あるがまま

自己が自己と世界の間に一切区分がないことに覚醒する自己が真の自己です。

真の自己においては、もはや我も自己もなく、自己と世界の区分もなく、すべてはあるがままです。

真の自己とは、我でも自己でもなく、我と自己を失い、自己と世界の合一したあるがままに開かれることといえます。しかし、この境涯は、たちまちのうちに、迷いだらけの自己と世界の不一致の自己違和的体験に陥ります。

真の自己があることの実感・自覚のためには自己意識の発達が関係してきます。