アーカイブ

アーカイブ

お知らせ

内的世界と外的世界を共に扱う心理社会的統合的アプローチであるホロニカル・アプローチから生まれたホロニカル心理学に基づく心理社会的支援の智慧を集めた「ホロニカル・マガジン」(http://kokoro.racoo.co.jp/magazine/)を発行しています。

http://kokoro.racoo.co.jp/magazine/ をクリックし、トップページの右上の「MENU」ボタンを押すと「マガジンをメールで購読」とありますので、そこに「メールアドレス」をご記入いただくと定期購読(無料,月4回程度)が可能になります。定期購読者の方への定期配信以外にも、随時、いろいろな記事をアップしていますので、「検索」機能、「最近の投稿」「カテゴリー」「アーカイブ」の機能を使いながら、興味のあるテーマを検索しながら、ホロニカルな世界をお楽しみください。

今回の購読者の方への自動配信は、次の5編です。

「自己とは(21):実感と自覚によって知られる自己」https://wp.me/pavZMB-6eL
:観察された自己は、本来の自己とは異なります。観察行為は、観察する自己と観察される自己に分断されてしまうからです。本来の自己は観察主体と観察対象が一体化したときの実感・自覚によって知られます。ホロニカル心理学では、自己の実感・自覚から心理学を再構築する必要があると考えています。

「直接体験(31):異文化の交差点」https://wp.me/pavZMB-6dm
:自己と世界の出会いによる不一致と一致は、西洋と東洋思想の統合の場であり、自己の観察主体と観察対象の関係が重要です。現代では異文化が交差し、文化の融合や統合が促進される可能性と無秩序化の危険性が共存するカオスの縁に直接体験がおかれています。

「近代自然科学の影の問題と心理学の役割」https://wp.me/pavZMB-6dq
:近代自然科学は自然の観察を通じて発展しましたが、自然そのものやその摂理をゆがめ、破壊するまでに至りました。主観を排除した客観性重視のパラダイムの弊害が明らかになり、新しいパラダイムの構築が求められています。心理学は主観と客観を統合する役割を果たすことが期待されています。そのためには、主観も客観もない段階の直接体験を基盤とすることが重要と考えます。

「“生”をめぐる理解:自己と世界のせめぎ合いから見たホロニカル心理学」https://wp.me/pavZMB-7ld
:生とは、どこか遠くに探し求めるものではなく、すでに私たちの中を流れ続けているものではないでしょうか。自己と世界が出あい、せめぎ合うとき、その瞬間ごとの揺れの中に“こころ”の全てが映し出されます。科学の言葉では語りきれない流れが、日々のふるまいや語りの端々に静かに立ち顕れているのです。その流れに耳を澄ますと、私たちは生きる意味をすでに手の中に抱いていることに気づくのではないでしょうか。
#ホロニカル心理学 #直接体験 #生の理解

「意識の主体をめぐる問い:デカルト的自我とホロニカル心理学の我」https://wp.me/pavZMB-7h0
:「意識の主体とは何か」という問いは、デカルトの「我思う、故に我あり」に端的に示されます。しかし、この「我」は実体的存在ではなく、意識の働きによって構成される概念的存在と捉えられます。ホロニカル心理学では、「意識する場」そのものが自己であり、その結節点として「我」が立ち顕れると考えます。この視点は近代的自我論を超え、自己を場的・関係的に理解する新たな可能性を開きます。

※対人援助職にある専門家に対するスーパービジョンや教育的自己分析をご希望の方は、「お問い合わせ・ご予約フォーム(http://kokoro.racoo.co.jp/yoyaku)または、お電話(052-852-8381)にて、お問い合わせください。スーパービジョン及び教育的自己分析の方法は、“こころ”の内的世界及び外的世界を共に扱う心理社会的支援法の統合的アプローチの立場です。参考図書は下記の通りです。

<参考図書>
・「子ども虐待事例から学ぶ統合的アプローチ─:ホロニカル・アプローチによる心理社会的支援」
千賀則史・定森恭司著,2022年,明石書店.
・「ホロニカル・アプローチ:統合的アプローチによる心理・社会的支援」
定森恭司・定森露子著,2019年,遠見書房.
・「ホロニカル・セラピー:内的世界と外的世界を共に俯瞰する統合的アプローチ」
定森恭司著,2015年,遠見書房
・「教師とカウンセラーのための学校心理臨床講座」
定森恭司編,前田由紀子・中村美津子・花井正樹・定森露子著,2005,昭和堂.
<お勧めサイト>
・カレーの話だと、なぜかみんなやさしく対話ができることを徹底的に明かにした、ホロニカル論と相性がとてもいいユニークな「カレー理論」です。
https://note.com/universalfood/n/nf649497162fd
・「場所的自己」に関する論文です。
https://drive.google.com/file/d/1WAPN1NxVxS6kBgRE50VIZCX7zp4Qsl-D/view
・家庭訪問の智慧に関する論文です。
https://drive.google.com/file/d/137FwIg2oXHlDTelvqfkbsADZHTMOucBM/view
・ホロニカル・アプローチのABCモデルに関する論文です
https://drive.google.com/file/d/1sLHO7Q8a4KWw-FkMQplx7qoS6g3QkVYy/view
・当事者研究に関する研究ノートです。
https://drive.google.com/file/d/1Z8hl4WtcKcvSpmn-Bvha3T8X__AMAdhZ/view
・ホロニカル・マガジン
http://kokoro.racoo.co.jp/magazine/