内的世界と外的世界を共に扱う心理社会的統合的アプローチであるホロニカル・アプローチから生まれたホロニカル心理学に基づく心理社会的支援の智慧を集めた「ホロニカル・マガジン」(http://kokoro.racoo.co.jp/magazine/)を発行しています。
http://kokoro.racoo.co.jp/magazine/ をクリックし、トップページの右上の「MENU」ボタンを押すと「マガジンをメールで購読」とありますので、そこに「メールアドレス」をご記入いただくと定期購読(無料,月4回程度)が可能になります。定期購読者の方への定期配信以外にも、随時、いろいろな記事をアップしていますので、「検索」機能、「最近の投稿」「カテゴリー」「アーカイブ」の機能を使いながら、興味のあるテーマを検索しながら、ホロニカルな世界をお楽しみください。
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「雨の意味は、どこで生まれるのでしょう」https://wp.me/pavZMB-7Jd
:私たちは世界をそのまま見ているのではなく、世界との関係の中で経験しています。同じ雨でも、遠足を楽しみにする子どもには「がっかりする雨」、農作物を心配する家族には「恵みの雨」となります。意味は対象そのものの中にも、人の心の中だけにもあるのではなく、両者の出あいの中で生まれるのです。そして、その関係の中で人もまた変化します。ホロニカル心理学では、このように自己と世界が互いに影響し合いながら意味や可能性を生み出していく関係を「自己と世界の相互包摂性」と考えています。
「対人支援者自身が自らのあり方を問い続けることの大切さ」https://wp.me/pavZMB-7J3
:対人援助において理論や技法は大切ですが、それ以上に重要なのは支援者自身の「あり方」です。支援者は被支援者を正したり治したりするのではなく、苦悩をともに俯瞰し、生きやすい方向を探究します。支援者自身が不完全さを受け入れ、自然体でいられるかどうかは、被支援者にも影響します。対人援助とは、支援者と被支援者が相互に変容していく営みであり、理論や技法はその過程を支えるための道具です。最も大切なのは、支援者自身が被支援者を前にしたときの自らのあり方を問い続ける姿勢です。
「落ち込みの「どつぼ」からの抜け出し方」https://wp.me/pavZMB-7IB
:落ち込みから抜け出そうとして無理に何かを変えようとすると、かえって「どつぼ」にはまることがあります。ホロニカル心理学では、まず落ち込んでいる自分を無理に変えようとせず、あるがままに俯瞰することを大切にします。苦しみや思考、身体感覚を無批判・無評価で見つめることで、意識は少しずつ苦悩だけでなく周囲の世界にも開かれていきます。苦しみを消すのではなく、自己と世界との関係性を見つめ直すことが、新たな出あいと変容への第一歩になるのです。
「複雑な問題に対応するためには」https://wp.me/pavZMB-7z8
:心理社会的支援の現場では、生きづらさの原因を一つに決めて解決することは簡単ではありません。人の苦しさはさまざまな要因が重なり、人によって見え方も異なります。大切なのは、どれが正しいかを決めることではなく、支援の関わりが全体にどのような変化をもたらしているかを丁寧に見ていくことです。多様な視点を行き来しながら、生きやすさへ向かう変化の流れを共に見つめていくことが重要です。
「他者とは何か:理解を超えて出あうということ」https://wp.me/pavZMB-7yN
:他者とは、私たちが理解したり予測したりできる存在ではなく、その枠を超えた「未知の存在」です。私たちが捉えているのは、自分の中に作られた他者像に過ぎません。だからこそ、他者を思い通りにしようとするのではなく、わからなさのまま受け入れることが大切になり、その姿勢こそが、関係を深め、“こころ”を豊かに広げていくように思われます。
※対人援助職にある専門家に対するスーパービジョンや教育的自己分析をご希望の方は、「お問い合わせ・ご予約フォーム(http://kokoro.racoo.co.jp/yoyaku)または、お電話(052-852-8381)にて、お問い合わせください。スーパービジョン及び教育的自己分析の方法は、“こころ”の内的世界及び外的世界を共に扱う心理社会的支援法の統合的アプローチの立場です。参考図書は下記の通りです。
<関係図書>
定森恭司著『ホロニカルな“こころ”』:場としての“こころ”と心理社会的統合アプローチ.心理相談室こころ発行.2026年.
https://www.amazon.co.jp/dp/B0GX31XL3D
2026.06.22 08:00|お知らせ・その他
内的世界と外的世界を共に扱う心理社会的統合的アプローチであるホロニカル・アプローチから生まれたホロニカル心理学に基づく心理社会的支援の智慧を集めた「ホロニカル・マガジン」(http://kokoro.racoo.co.jp/magazine/)を発行しています。
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「発達障害の観点だけで果たしていいのでしょうか?」https://wp.me/pavZMB-7HC
:ADHDのような特性を抱える子どもの問題を脳機能の問題だけで理解することには限界があります。行動の背景には、感情、身体状態、過去の経験、友人関係、教室文化、家庭環境など多層多次元の要因が絡み合っています。支援は「脳を治すこと」だけでなく、「子どもと世界との関係を育てること」へ広げる必要があります。これからは人格責任モデルや脳機能障害モデルを超え、出来事を統合的に理解する多層多次元モデルが求められています。
「近未来について」https://wp.me/pavZMB-7HG
:AIが知識処理や労働を担う時代、人間にとってより重要になるのは「生きる意味」を感じ、伝え合うことではないでしょうか。ホロニカル心理学では、その鍵は自己と他者、社会、自然との関係性の実感にあると考えます。外我による効率や合理性だけでなく、内我による体験的な気づきとの調和が求められます。
「これからのコミュニティ」https://wp.me/pavZMB-7HP
:地縁や血縁が希薄化する現代社会においても、人が生きる意味の根底には、自己と他者、社会、世界とのつながりの実感があります。大切なのは価値観の同一化ではなく、多様な人々が出会い、お互いの存在価値を認め合うことです。ホロニカル心理学では、その創造的な関係性こそが新たな価値を生み出す源泉であり、「一即多・多即一」の世界観がこれからの社会に重要であると考えます。
「カタルシスについて」https://wp.me/pavZMB-7C5
:カタルシスとは、“こころ”の内に傷つき抑圧されていた感情が解放されることで、感情を表に出すことで、気持ちが少し楽になる働きのことです。けれども、ただ気持ちを吐き出すだけでは、かえって苦しさが強まることもあります。ホロニカル心理学では、怒りの奥にある悲しみや虚しさなど、より複雑な感情に気づき、それらを受け止める自己の“器”が広がることが大切だと考えます。そのとき、感情は単なる放出ではなく、“こころ”の統合と回復へとつながっていきます。
「からだの感覚」https://wp.me/pavZMB-7C1
:ホロニカル心理学では、からだの感覚への気づきやすさの違いを、内我と外我の働き方の違いとして捉えます。大切なのは、感じることと考えることの両方がつながり合い、自分の体験をより深く豊かに理解していくことです。
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<関係図書>
定森恭司著『ホロニカルな“こころ”』:場としての“こころ”と心理社会的統合アプローチ.心理相談室こころ発行.2026年.
https://www.amazon.co.jp/dp/B0GX31XL3D
2026.06.15 08:00|お知らせ・その他
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「非常識が常識の時代」https://wp.me/pavZMB-7CL
:「常識」は、実は人類に普遍のものではなく、家族・地域・文化など、それぞれの社会集団の中で形づくられた価値の枠組みです。いまは多様な価値観が交わる時代。自分の常識だけで人を測るのではなく、違いの中に共通の土台を探す姿勢が、ますます大切になっています。
「心理学の出発点」https://wp.me/pavZMB-7Cg
:心理学は、“こころ”を外から分析するだけでは成り立ちません。大切なのは、いま・ここに生きている“こころ”の現実に触れることです。主観と客観を切り離すのではなく、そのあいだに立ち現れる“こころ”の現象そのものを見つめることから、心理学は始まります。
「近代科学の光と影をホロニカル論の立場から捉えなおす」https://wp.me/pavZMB-7CE
:近代科学は、神話や権威から人を解き放ち、理性によって普遍を探究する力を育てました。しかしその一方で、感性や個性、関係性を切り離す傾向も強めました。今こそ、主観と客観、個と全体を“こころ”の場として統合的に見直す時代ではないでしょうか。
「クオリアとホロニカル心理学」https://wp.me/pavZMB-7FC
:ホロニカル心理学では、クオリアを物理現象と意識現象が相互包摂する関係の場から立ち顕れる質感と捉えます。したがって赤く感じるなどの主観的経験は脳活動だけにも、純粋な主観内部にも還元できず、身体・記憶・意味・情動・環境との多層的統合として生成するとう理解です。クオリアは、部分と全体の相互包摂というホロニカル関係という非二元論的現象として理解できるのではないかとの仮説をもっています。
「トラウマの扱い方(34):身体の安全・安心の確保」https://wp.me/pavZMB-7H1
:身体に刻まれた潜在的・恐怖記憶や突発的反応への対処はトラウマケアの核心であり、言語的対話だけでは不十分な場合があります。トラウマに対応できるマインドフルネスやソマティックな方法で安全・安心を身体が体感できる場を確保することが重要になります。身体への配慮を欠く、不適切な会話は、警戒心や無力感を強化してしまうため慎重さが求められます。
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「心理学と物理学:意識現象と物理現象の接点を探る」https://wp.me/pavZMB-6vi
絶え間なく変化し、多層多次元に識別される現象世界は、究極的には、意識現象を探求する心理学と物理現象を探究する物理学が、数理モデルを通じて接近しいく可能性があるのではないでしょうか。しかし、その語り方には差異があり続けると思われます。
「自己意識の発達(7):移行を促進する働き(ノンフィクションフィクション)」https://wp.me/pavZMB-6u7
:自己意識の発達には、多様性を促進する「エス」と統合する「IT」の働きが重要です。I子(ノンフィクションフィクション)は自己犠牲的な態度を持ち、母親に振り回されていたが、反抗をきっかけに強い罪悪感を抱いていました。しかしホロニカル・アプローチの内我と外我の対話法を通じて変容していきます。
「自己と世界(22):共に変容」https://wp.me/pavZMB-6kX
:自己と世界は絶対無(空)を共に根源を持ち、相互包摂関係にあなりながらも、共に変容していくと考えられます。
「“こころ”とは(87):意識との関係」https://wp.me/pavZMB-7H4
:“こころ”とは実体ではなく、自己と世界を含むあらゆる現象が生成・変容する「場」そのものです。意識はその一作用であり、何かを意識した瞬間、観察主体と観察対象が分化し、世界が立ち顕れます。観察主体と観察対象は、“こころ”という場において同時に生成する関係にあります。
「夢分析の面白さ:理性による理解を超えた世界」https://wp.me/p avZMB-7FT
:夢は、単なる脳の錯覚ではなく、理性では捉え尽くせない“こころ”の深層世界が立ち顕れる現象なのかもしれません。現代社会は、効率や合理性を重視するあまり、夢や身体感覚、直観といった非合理的世界とのつながりを失いつつあるように思います。しかし、人間の豊かさとは、説明できない世界を抱えながら生きることそのものにあるのではないでしょうか。夢分析とは、その深層的な“こころ”との対話にこそあるのではないでしょう。
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