内的世界と外的世界を共に扱う心理社会的統合的アプローチであるホロニカル・アプローチから生まれたホロニカル心理学に基づく心理社会的支援の智慧を集めた「ホロニカル・マガジン」(http://kokoro.racoo.co.jp/magazine/)を発行しています。
http://kokoro.racoo.co.jp/magazine/ をクリックし、トップページの右上の「MENU」ボタンを押すと「マガジンをメールで購読」とありますので、そこに「メールアドレス」をご記入いただくと定期購読(無料,月4回程度)が可能になります。定期購読者の方への定期配信以外にも、随時、いろいろな記事をアップしていますので、「検索」機能、「最近の投稿」「カテゴリー」「アーカイブ」の機能を使いながら、興味のあるテーマを検索しながら、ホロニカルな世界をお楽しみください。
今回の購読者の方への自動配信は、次の5編です。
「児童福祉推進の基本理念: 要支援・要保護・健全育成をつなぐ包括的支援」https://wp.me/pavZMB-7jF
:児童福祉の理念は、要保護児童やその家庭を支えるために、要支援対策と健全育成対策を分断せず、重層的かつ包括的に活用することを求めています。制度上の区分は整理のためであり、排除や選別の根拠ではありません。すべての子どもが権利を持ち、保護者や行政はその保障に責任を負うのです。
「東洋的無」https://wp.me/pavZMB-6jE
:西田幾多郎の「絶対無」は、東洋においては積極的な概念として捉えられ、すべての現象の根源とされる。一方、西洋では「無」は「有」の欠如として消極的に捉えられている。ホロニカル心理学では、「絶対無」を“こころ”と捉え、物質や精神現象を生み出す根源的な働きと考えています。
「直接体験(30):主観と客観が相矛盾しながら同一の関係にある」https://wp.me/pavZMB-6jJ:直接体験とは、主観と客観、意識と存在が分裂する前の状態でありながら、同時に相矛盾し対立を含みます。主観が客観に、意識が存在に変わるという相反する関係が同時に成立しています。これは自己の自己自身の直接体験の実感と自覚によって了知されます。心理学は、直接体験を対象化して分析する前に、直接体験の実感と自覚を原点とする必要があります。
「心理社会的支援における実践と理論の統合」https://wp.me/pavZMB-6gd
:心理社会的支援では、実践と理論が統合されることが望ましく、独我論に陥らないようにしながらも、一瞬・一瞬が実践即理論・理論即実践であることが期待されます。そのためには、実践家と研究者が協力して一般性のある理論や技法を精錬することが求められています。
「“こころ”は場である――生成の働きから読み直す実在論」https://wp.me/pavZMB-7k1
:私たちは、世界を「物」と「精神」に分けて理解しがちですが、その二分の背後には、両者を生み出す“働き”という生成の場があります。ホロニカル心理学では、この働きのフィールドを“こころ”と捉え、内と外、個と世界を貫くものとして理解します。実在=働きの視点から“こころ”を見つめ直すことで、私たちは生きる場そのものを調律しなおし、よりよく共に生きるための新しいリアリティを拓く可能性を広げることができると考えます。
※対人援助職にある専門家に対するスーパービジョンや教育的自己分析をご希望の方は、「お問い合わせ・ご予約フォーム(http://kokoro.racoo.co.jp/yoyaku)または、お電話(052-852-8381)にて、お問い合わせください。スーパービジョン及び教育的自己分析の方法は、“こころ”の内的世界及び外的世界を共に扱う心理社会的支援法の統合的アプローチの立場です。参考図書は下記の通りです。
<参考図書>
・「子ども虐待事例から学ぶ統合的アプローチ─:ホロニカル・アプローチによる心理社会的支援」
千賀則史・定森恭司著,2022年,明石書店.
・「ホロニカル・アプローチ:統合的アプローチによる心理・社会的支援」
定森恭司・定森露子著,2019年,遠見書房.
・「ホロニカル・セラピー:内的世界と外的世界を共に俯瞰する統合的アプローチ」
定森恭司著,2015年,遠見書房
・「教師とカウンセラーのための学校心理臨床講座」
定森恭司編,前田由紀子・中村美津子・花井正樹・定森露子著,2005,昭和堂.
<お勧めサイト>
・カレーの話だと、なぜかみんなやさしく対話ができることを徹底的に明かにした、ホロニカル論と相性がとてもいいユニークな「カレー理論」です。
https://note.com/universalfood/n/nf649497162fd
・「場所的自己」に関する論文です。
https://drive.google.com/file/d/1WAPN1NxVxS6kBgRE50VIZCX7zp4Qsl-D/view
・家庭訪問の智慧に関する論文です。
https://drive.google.com/file/d/137FwIg2oXHlDTelvqfkbsADZHTMOucBM/view
・ホロニカル・アプローチのABCモデルに関する論文です
https://drive.google.com/file/d/1sLHO7Q8a4KWw-FkMQplx7qoS6g3QkVYy/view
・当事者研究に関する研究ノートです。
https://drive.google.com/file/d/1Z8hl4WtcKcvSpmn-Bvha3T8X__AMAdhZ/view
・ホロニカル・マガジン
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2025.10.15 08:00|お知らせ・その他
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「論理的一貫性と真理の問題」https://wp.me/pavZMB-7hV
:論理が矛盾しないからといって、それが直ちに「真理」を意味するのでしょうか。数学的に証明可能なことと、自然・生命・“こころ”が示す現実の体験とは必ずしも一致しません。ホロニカル・アプローチでは、論理的一貫性を超えて、実際に感じ取られる現象を包摂してこそ真理に近づけると考えます。
「今・ここ(7):一瞬・一瞬のもつ意味」https://wp.me/pavZMB-6k6
:「今・ここ」の「一瞬・一瞬」とは、非連続的に点滅する瞬間であり、自己と世界が融和する状態です。情報化社会では、瞬間を生き抜くことの大切さを忘れがちです。
「精神と物質:ホロニカル心理学の統合的視点」https://wp.me/pavZMB-6cs
:ホロニカル心理学では、精神現象と物質現象は外我が内在化するホロニカル主体によるパラダイムと考えます。実在する世界は、名や概念によって識別する以前の私たちが直接触れることができる世界です。
「作られたものから作るものへ」https://wp.me/pavZMB-6kh
:人間は、世界に受動的に存在するだけでなく、能動的に働きかけて新しい世界を創造します。西田幾多郎の哲学は、「作られたものから作るものへ」を強調し、過去の制約を乗り越え新しい歴史を作るプロセスを示します。この視点はホロニカル・アプローチと一致し、心理社会的支援においても重要です。
「破壊と創造の理:ホロニカル・アプローチにおける自己組織化と世界生成」https://wp.me/pavZMB-7j5
:自己と世界は「不一致」と「一致」を往還しながら、一瞬・一瞬に破壊と創造を同時に進めます。ホロニカル・アプローチでは、このせめぎ合いを“包摂”の運動として捉え、過去と未来が現在に織り込まれる生成の力学として読み解きます。断絶ではなく関係の再編へ。俯瞰の姿勢で、私たちと世界をやさしく編み直す実践を提案します。
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<参考図書>
・「子ども虐待事例から学ぶ統合的アプローチ─:ホロニカル・アプローチによる心理社会的支援」
千賀則史・定森恭司著,2022年,明石書店.
・「ホロニカル・アプローチ:統合的アプローチによる心理・社会的支援」
定森恭司・定森露子著,2019年,遠見書房.
・「ホロニカル・セラピー:内的世界と外的世界を共に俯瞰する統合的アプローチ」
定森恭司著,2015年,遠見書房
・「教師とカウンセラーのための学校心理臨床講座」
定森恭司編,前田由紀子・中村美津子・花井正樹・定森露子著,2005,昭和堂.
<お勧めサイト>
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・「場所的自己」に関する論文です。
https://drive.google.com/file/d/1WAPN1NxVxS6kBgRE50VIZCX7zp4Qsl-D/view
・家庭訪問の智慧に関する論文です。
https://drive.google.com/file/d/137FwIg2oXHlDTelvqfkbsADZHTMOucBM/view
・ホロニカル・アプローチのABCモデルに関する論文です
https://drive.google.com/file/d/1sLHO7Q8a4KWw-FkMQplx7qoS6g3QkVYy/view
・当事者研究に関する研究ノートです。
https://drive.google.com/file/d/1Z8hl4WtcKcvSpmn-Bvha3T8X__AMAdhZ/view
・ホロニカル・マガジン
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「個と集団の自己組織化:創発と統合」https://wp.me/pavZMB-6b3
:適切な場を作り出すことで、個々の働きが統合され集団として自己組織化が進行します。この自己組織化は、再び人々に影響を与え、新しい自己の形成を促すサイクルを生み出します。しかし、このサイクルが崩れると、集団は解体に向かうことになります。
「自己組織化の二重性:物理現象と主観的体験の交差点」https://wp.me/pavZMB-6aE
:自己組織化は、自己を外側からの物理現象としてだけでなく、内側からの主観的体験としても研究する必要があります。主観的存在としての自己は、観察主体にはなれますが観察主体自身は観察対象にはなれません。そこで、ホロニカル心理学では、主観と客観の二方向からのアプローチを重視し、自己の実感・自覚に基づく直接体験を探求します。
「約束を守れる力」https://wp.me/pavZMB-6gi
:心理社会的支援では、被支援者が支援者に再び会いたくなることが重要です。多くの被支援者は過去の支援で傷つき、不信感を抱いています。支援者は被支援者の感情を共感し、信頼関係を築くことが求められます。特に家庭訪問型支援では、共創的な関係を構築し、支援者が「親密な他者」となることが大切です。これにより、被支援者との約束を守り合う関係が成立します。
「エビデンスと生活世界をつなぐレジリエンス:自己責任論を超えて」https://wp.me/pavZMB-78o
:レジリエンスは「困難に適応する過程・能力・結果」と定義されます。
原因の除去だけに向かう治療的まなざしから、困難を抱えたまま生きやすさを創発する支援的まなざしが大切になります。
#レジリエンス #ホロニカルアプローチ #実践知
「極端な一般化と極端な個人化の加速」https://wp.me/pavZMB-7hD
:現代社会では、自己が「極端な一般化」と「極端な個人化」という二つの力に引き裂かれています。一般化は個人を代替可能な存在として匿名化し、個人化は他者とのつながりを断ち切り孤立させます。その結果、自己は本来の自己と世界の縁起的包摂関係(ホロニカル関係)を失い、社会の中で分断されていきます。ホロニカル・アプローチは、この断絶を乗り越え、自己と世界を再び結び直すことを試みます。
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<参考図書>
・「子ども虐待事例から学ぶ統合的アプローチ─:ホロニカル・アプローチによる心理社会的支援」
千賀則史・定森恭司著,2022年,明石書店.
・「ホロニカル・アプローチ:統合的アプローチによる心理・社会的支援」
定森恭司・定森露子著,2019年,遠見書房.
・「ホロニカル・セラピー:内的世界と外的世界を共に俯瞰する統合的アプローチ」
定森恭司著,2015年,遠見書房
・「教師とカウンセラーのための学校心理臨床講座」
定森恭司編,前田由紀子・中村美津子・花井正樹・定森露子著,2005,昭和堂.
<お勧めサイト>
・カレーの話だと、なぜかみんなやさしく対話ができることを徹底的に明かにした、ホロニカル論と相性がとてもいいユニークな「カレー理論」です。
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・「場所的自己」に関する論文です。
https://drive.google.com/file/d/1WAPN1NxVxS6kBgRE50VIZCX7zp4Qsl-D/view
・家庭訪問の智慧に関する論文です。
https://drive.google.com/file/d/137FwIg2oXHlDTelvqfkbsADZHTMOucBM/view
・ホロニカル・アプローチのABCモデルに関する論文です
https://drive.google.com/file/d/137FwIg2oXHlDTelvqfkbsADZHTMOucBM/view
・当事者研究に関する研究ノートです。
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