内的世界と外的世界を共に扱う心理社会的統合的アプローチであるホロニカル・アプローチから生まれたホロニカル心理学に基づく心理社会的支援の智慧を集めた「ホロニカル・マガジン」(http://kokoro.racoo.co.jp/magazine/)を発行しています。
http://kokoro.racoo.co.jp/magazine/ をクリックし、トップページの右上の「MENU」ボタンを押すと「マガジンをメールで購読」とありますので、そこに「メールアドレス」をご記入いただくと定期購読(無料,月4回程度)が可能になります。定期購読者の方への定期配信以外にも、随時、いろいろな記事をアップしていますので、「検索」機能、「最近の投稿」「カテゴリー」「アーカイブ」の機能を使いながら、興味のあるテーマを検索しながら、ホロニカルな世界をお楽しみください。
今回の購読者の方への自動配信は、次の5編です。
「ホロニカル心理学からみた『自己の底』」https://wp.me/pavZMB-7LY
:ホロニカル心理学では、自己を固定した「我」として捉える見方を手放し、自己への探究を深めると、その底は閉じた内面ではなく、自己と世界が同時に立ち顕れる無境界の“こころ”の働きとして体験されると考えます。“こころ”とは、哲学でいう絶対無、仏教でいう空(くう)に相当する根源的な働きであり、自己・他者・世界は、その働きのなかで一瞬・一瞬、出来事として生成され続けます。自己を深く知ることは、そのまま世界を深く知ることでもあるのです。
「自己を知るとは世界を知ること」https://wp.me/pavZMB-7M2
:自己を知るとは、我への執着を手放し、“こころ”のままに自己と向き合うことです。そのとき自己と世界は切り離されたものではなく、一つの出来事として同時に立ち顕れます。観察する自己と観察される世界、主観と客観の区別は薄れ、あるがままの世界が体験されます。ホロニカル心理学では、自己を深く知ることは、そのまま世界を深く知ることでもあると考えます。
「ユングの「元型」に関するホロニカル心理学的考察」https://wp.me/pavZMB-7My
:ユングの元型は、ホロニカル心理学では、“こころ”(絶対無・空)の働きが、自己と世界との関係のなかで相似的・象徴的秩序として立ち顕れる現象と捉えます。だからこそ、人間理解の限界を自覚し、安易な分かり合いを求めず、対話を重ねる姿勢が大切だと考えます。
「自己違和感への対応法」https://wp.me/pavZMB-7E8
:自己違和感に焦点を当てることは大切ですが、そこに巻き込まれすぎると苦しさが強まることがあります。支援では、無批判・無評価・無解釈の態度で体験全体を俯瞰できるよう支えます。黒点だけでなく余白に気づくとき、“こころ”は変容へと開かれていきます。
「腑に落ちる変容とは」https://wp.me/pavZMB-7E2
:変容とは、単なる理解の変化ではなく、直接体験そのものの捉え方が変わるプロセスです。内我と外我が対話し、感じることと考えることが結び直されるとき、変化は「腑に落ちる」かたちで実感されます。非言語と言語、無意識と意識が響き合い、新たな統合へ向かう場において、真に生きやすさにつながる変容が生まれます。
※対人援助職にある専門家に対するスーパービジョンや教育的自己分析をご希望の方は、「お問い合わせ・ご予約フォーム(http://kokoro.racoo.co.jp/yoyaku)または、お電話(052-852-8381)にて、お問い合わせください。スーパービジョン及び教育的自己分析の方法は、“こころ”の内的世界及び外的世界を共に扱う心理社会的支援法の統合的アプローチの立場です。参考図書は下記の通りです。
<関係図書>
定森恭司著『ホロニカルな“こころ”』:場としての“こころ”と心理社会的統合アプローチ.心理相談室こころ発行.2026年.
https://www.amazon.co.jp/dp/B0GX31XL3D
2026.08.01 08:00|お知らせ・その他
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「“こころ”との対話を忘れつつある現代人」https://wp.me/pavZMB-7L5
:現代社会では、AIやSNSの発達により、私たちは外部の情報や評価を基準に生きる「外我」が優位になりやすく、自らの“こころ”との対話を失いつつあります。しかし、本当に腑に落ちる生き方は、身体感覚や感情、直観を含む直接体験を通して、“こころ”と絶えず自己照合する中で育まれるのではないでしょうか。
「社会的支援に関するホロニカル心理学の立場」https://wp.me/pavZMB-7K2
:ホロニカル心理学は、“こころ”を矛盾や対立を消し去る救済の場ではなく、差異や他者性を保ちながら新たな意味や実践を創発する動的な「場」と捉えます。心理的支援と社会的支援を切り離さず、個人・他者・共同体・制度・文化・歴史の相互包摂的な関係の中で、人と社会がともに自己組織化し、生きやすさと社会全体の創発を目指す心理社会的統合アプローチです。
「過去と未来を包摂する「今」を生きる」https://wp.me/pavZMB-7IT
:私たちの一瞬・一瞬には、過去と未来が包摂されています。大切なのは、将来のために今を犠牲にしたり、過去に縛られたりすることではなく、今この瞬間に包摂された過去と未来に応答して生きることです。その営みは容易ではありませんが、「今・ここ」に目覚め続けることで、自己と世界との新たな出あいが生まれ、厚みのある現在を生きることにつながるのです。
「『わからなさ』を抱える力」https://wp.me/pavZMB-7IL
:ホロニカル心理学では、「わからなさ」は未熟さや欠陥ではなく、新たな自己と世界との出あいが生まれる入り口と考えます。大切なのは、わからないことを急いで解釈したり評価したりせず、そのまま抱え続けることです。すると、ある時ふと新たな意味や理解が立ち顕れてくることがあります。自己意識の深まりや変容は、「わかったこと」よりも、むしろ「わからなさ」を丁寧に抱え続ける過程の中から生まれてくるのです。
「直接体験(35):対立と統合の源泉」https://wp.me/pavZMB-7Cl
:直接体験とは、頭で意識できたことだけではありません。まだ言葉になっていない身体感覚や情動、関係の含みをふくむ、全体としての出来事です。ホロニカル心理学では、そこを主観と客観が分かれる以前を含む「生成の場」と捉えます。“こころ”は、自己と世界の出あいから意味や行為が立ち顕れてくる根源的な場といえます。
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<関係図書>
定森恭司著『ホロニカルな“こころ”』:場としての“こころ”と心理社会的統合アプローチ.心理相談室こころ発行.2026年.
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2026.07.22 08:00|お知らせ・その他
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「意識とは(5);俯瞰と統合」https://wp.me/pavZMB-6sd
:観察主体が無となっているときには、ただ全一性の世界が広がります、ところが、同じ全一性の世界が、観察主体と観察対象の組み合わせの差違の分だけに多層多次元の世界に変化してしまいます。しかし、高次の意識を持つ人間にいたると、多層多次元に識別される世界が、再度統合し全一的に把握することができると思われます。
「自己と世界は、一瞬ごとに出あい直している」https://wp.me/pavZMB-7DE
:人は一瞬・一瞬、自己と世界との出あいを繰り返し、「一致」と「不一致」という二つの様相を往還しながら生きていると考えます。一致とは自己と世界が一つとなるホロニカル体験であり、不一致とは自己と世界が分かれ、世界を知識や経験、価値観を通して意味づける状態です。この往復を通して、私たちは自己と世界との関係を深め、自らを変容させるとともに、新たな意味や価値を共創しながら世界にも働きかけています。
「自己超越とは世界の外に出ることではない」https://wp.me/pavZMB-7Di
:自己超越とは、世界の外に出ることではありません。私たちは常に世界の中に生きています。だからこそ大切なのは、目の前の出来事に巻き込まれるだけでなく、自分と世界との関係全体を少し引いて見つめることです。ホロニカル心理学では、このような「俯瞰」を通して、今ここにある現実をより広く深く実感していくことを自己超越と捉えます。
「現代物理学からみた「物」について」https://wp.me/pavZMB-7D8
:現代物理学は、「物」を小さな硬い粒子の集まりとしてではなく、場と相互作用のなかで立ち現れる現象として捉え直しつつあります。この視点は、ホロニカル心理学がいう「場としての“こころ”」とも深く響き合います。“こころ”もまた、個体内部の固定的実体ではなく、関係や意味生成の流れのなかで生起する出来事として理解できるのです。
「シンクロニシティと影」https://wp.me/pavZMB-7KC
:心理社会的支援では、偶然とは思えない意味ある一致が生じることがあります。新たな秩序や価値が創発する過程の中で同時多発的現象として、とりわけ、光輝く中心ではなく周辺にある苦悩を契機として自然に立ち顕れてくる印象です。
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定森恭司著『ホロニカルな“こころ”』:場としての“こころ”と心理社会的統合アプローチ.心理相談室こころ発行.2026年.
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2026.07.15 08:00|お知らせ・その他
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「変容をもたらす気づき」https://wp.me/pavZMB-7DL
:自己違和感は、自己と世界の関係が固定化し、体験が「異物」として感じられる状態から生じます。変容をもたらす気づきとは、単なる理解ではなく、その関係が再編され、体験がより大きな文脈に包み直されることによって生まれます。自己と世界が編み直されるとき、体験の質が変わり、新たな自己物語が立ち上がります。
「絶対無(空)(10):生成消滅の本源」https://wp.me/pavZMB-6kG
:絶対無の場所(西田哲学)では、主観と客観の区別がなく、すべての現象が無境界となります。絶対無は単なる虚無ではなく、森羅万象の現象を生み出す働きとされ、自覚によってのみ知られます。絶対無の場所から多層多次元の現象世界が現れ、自己はその中で生かされ、死後には絶対無に還えると考えられます。
「身体と“こころ”」https://wp.me/pavZMB-7JB
:自己には、科学の対象となる身体としての自己と、自己と世界との出会いを直接体験し自覚する身心一如の自己があります。前者は後者の一側面ですが、後者を前者だけで十分に説明することはできません。この違いは“こころ”の捉え方にも関係します。前者は“こころ”を脳が生み出す意識現象と考えますが、後者は“こころ”を自己と世界との関係に関係するものとしてもっと広く捉える考え方につながっていきます。
「観察主体と観察対象の関係の俯瞰」https://wp.me/pavZMB-7K7
:ホロニカル・アプローチでは、主観的な気分と行動の相互作用や、観察主体と観察対象との関係が生み出す変化を、メタ認知的に俯瞰し続けることを重視します。その際には、無批判・無評価・無解釈の開かれた態度を保ち、俯瞰が難しい自分自身もそのまま観察対象として受け止めます。この態度は継続的な実践やスーパービジョン、教育的自己分析を通して育まれていきます。
「2つの言語」https://wp.me/pavZMB-7Ka
:外我は、身体感覚や感情、夢言語に根ざした内我の体験を、社会的に共有できる概念や言葉へと整理します。一方、たとえば、内我にとってのバラは、個人の記憶や感情、身体感覚と結びついた固有の意味をもつ存在です。ホロニカル心理学では、外我が社会的知を構成し、内我が自己と世界との直接的な出あいから意味を生み出し、両者が相補的に働いて、その人固有の世界を形成すると考えます。
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2026.07.08 08:00|お知らせ・その他
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「トラウマの扱い方(35);多層多次元の観点から捉える」https://wp.me/pavZMB-7IW
:ホロニカル心理学では、トラウマを個人の病理や症状としてのみ捉えるのではなく、社会・文化・政治・歴史などを含む多層多次元の出来事として理解します。差別や偏見、経済格差、紛争、環境問題などの外的世界もトラウマの形成や持続に深く関与しています。そのため、PTSDなどの診断や治療は重要であるものの、それだけでトラウマの全体像を捉えることはできません。支援者と被支援者は共に、苦しみの軽減だけでなく、トラウマを通して自己と世界との関係を見つめ直し、新たな意味や価値、生き方を創造していく姿勢が大切になります。
「内我と外我の混在がもたらす心理的影響」https://wp.me/pavZMB-6wx
:ホロニカル心理学で自己意識の発達段階が通常第4段階以上であるとされる人でも、特定の要因が重なると、いつも第3段階に戻り、内的世界と外的世界の区別が曖昧になり、自己認識が不安定になります。こうした現象をいつも確認している立場からは、自己意識の発達段階は、誰もが様々な段階をいつも合わせもっているように考えられます。
「『いい加減』について」https://wp.me/pavZMB-7zA
:「いい加減」とは、無責任という意味ではなく、状況に応じた「ちょうどよさ」を見つけることでもあります。きちんとしすぎると心は苦しくなります。車のハンドルに遊びがあるように、“こころ”にも適度な余白があることで、無理なく柔軟に自分や周囲と調和しながら歩んでいけます。
「支援者の役割とは何か」https://wp.me/pavZMB-7zp
:支援者とは、「正しい答えを教える専門家」ではなく、いろいろな立場や見方を行き来しながら、状況全体を被支援者と一緒に見渡す人といえます。
「ホロニカル心理学からみたAIの限界に関するAIの見解」https://wp.me/pavZMB-7JF
:現時点のAIは、ホロニカル心理学でいう「内我」、すなわち身体に根ざした前反省的経験、実感、違和感、生命感をもたず、知識の統合、概念化、分析、推論、言語化を担う「外我」的機能に限定されていると考えられます。その意味でAIは、人間の集合的知識や論理を高度に統合した「集合的外我」に近い存在です。ただし、より正確には「AIの論理を『理』として内在化した他律的外我」と捉える方が、ホロニカル心理学の立場には適しています。
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2026.07.01 08:00|お知らせ・その他
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「雨の意味は、どこで生まれるのでしょう」https://wp.me/pavZMB-7Jd
:私たちは世界をそのまま見ているのではなく、世界との関係の中で経験しています。同じ雨でも、遠足を楽しみにする子どもには「がっかりする雨」、農作物を心配する家族には「恵みの雨」となります。意味は対象そのものの中にも、人の心の中だけにもあるのではなく、両者の出あいの中で生まれるのです。そして、その関係の中で人もまた変化します。ホロニカル心理学では、このように自己と世界が互いに影響し合いながら意味や可能性を生み出していく関係を「自己と世界の相互包摂性」と考えています。
「対人支援者自身が自らのあり方を問い続けることの大切さ」https://wp.me/pavZMB-7J3
:対人援助において理論や技法は大切ですが、それ以上に重要なのは支援者自身の「あり方」です。支援者は被支援者を正したり治したりするのではなく、苦悩をともに俯瞰し、生きやすい方向を探究します。支援者自身が不完全さを受け入れ、自然体でいられるかどうかは、被支援者にも影響します。対人援助とは、支援者と被支援者が相互に変容していく営みであり、理論や技法はその過程を支えるための道具です。最も大切なのは、支援者自身が被支援者を前にしたときの自らのあり方を問い続ける姿勢です。
「落ち込みの「どつぼ」からの抜け出し方」https://wp.me/pavZMB-7IB
:落ち込みから抜け出そうとして無理に何かを変えようとすると、かえって「どつぼ」にはまることがあります。ホロニカル心理学では、まず落ち込んでいる自分を無理に変えようとせず、あるがままに俯瞰することを大切にします。苦しみや思考、身体感覚を無批判・無評価で見つめることで、意識は少しずつ苦悩だけでなく周囲の世界にも開かれていきます。苦しみを消すのではなく、自己と世界との関係性を見つめ直すことが、新たな出あいと変容への第一歩になるのです。
「複雑な問題に対応するためには」https://wp.me/pavZMB-7z8
:心理社会的支援の現場では、生きづらさの原因を一つに決めて解決することは簡単ではありません。人の苦しさはさまざまな要因が重なり、人によって見え方も異なります。大切なのは、どれが正しいかを決めることではなく、支援の関わりが全体にどのような変化をもたらしているかを丁寧に見ていくことです。多様な視点を行き来しながら、生きやすさへ向かう変化の流れを共に見つめていくことが重要です。
「他者とは何か:理解を超えて出あうということ」https://wp.me/pavZMB-7yN
:他者とは、私たちが理解したり予測したりできる存在ではなく、その枠を超えた「未知の存在」です。私たちが捉えているのは、自分の中に作られた他者像に過ぎません。だからこそ、他者を思い通りにしようとするのではなく、わからなさのまま受け入れることが大切になり、その姿勢こそが、関係を深め、“こころ”を豊かに広げていくように思われます。
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2026.06.22 08:00|お知らせ・その他
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「発達障害の観点だけで果たしていいのでしょうか?」https://wp.me/pavZMB-7HC
:ADHDのような特性を抱える子どもの問題を脳機能の問題だけで理解することには限界があります。行動の背景には、感情、身体状態、過去の経験、友人関係、教室文化、家庭環境など多層多次元の要因が絡み合っています。支援は「脳を治すこと」だけでなく、「子どもと世界との関係を育てること」へ広げる必要があります。これからは人格責任モデルや脳機能障害モデルを超え、出来事を統合的に理解する多層多次元モデルが求められています。
「近未来について」https://wp.me/pavZMB-7HG
:AIが知識処理や労働を担う時代、人間にとってより重要になるのは「生きる意味」を感じ、伝え合うことではないでしょうか。ホロニカル心理学では、その鍵は自己と他者、社会、自然との関係性の実感にあると考えます。外我による効率や合理性だけでなく、内我による体験的な気づきとの調和が求められます。
「これからのコミュニティ」https://wp.me/pavZMB-7HP
:地縁や血縁が希薄化する現代社会においても、人が生きる意味の根底には、自己と他者、社会、世界とのつながりの実感があります。大切なのは価値観の同一化ではなく、多様な人々が出会い、お互いの存在価値を認め合うことです。ホロニカル心理学では、その創造的な関係性こそが新たな価値を生み出す源泉であり、「一即多・多即一」の世界観がこれからの社会に重要であると考えます。
「カタルシスについて」https://wp.me/pavZMB-7C5
:カタルシスとは、“こころ”の内に傷つき抑圧されていた感情が解放されることで、感情を表に出すことで、気持ちが少し楽になる働きのことです。けれども、ただ気持ちを吐き出すだけでは、かえって苦しさが強まることもあります。ホロニカル心理学では、怒りの奥にある悲しみや虚しさなど、より複雑な感情に気づき、それらを受け止める自己の“器”が広がることが大切だと考えます。そのとき、感情は単なる放出ではなく、“こころ”の統合と回復へとつながっていきます。
「からだの感覚」https://wp.me/pavZMB-7C1
:ホロニカル心理学では、からだの感覚への気づきやすさの違いを、内我と外我の働き方の違いとして捉えます。大切なのは、感じることと考えることの両方がつながり合い、自分の体験をより深く豊かに理解していくことです。
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「非常識が常識の時代」https://wp.me/pavZMB-7CL
:「常識」は、実は人類に普遍のものではなく、家族・地域・文化など、それぞれの社会集団の中で形づくられた価値の枠組みです。いまは多様な価値観が交わる時代。自分の常識だけで人を測るのではなく、違いの中に共通の土台を探す姿勢が、ますます大切になっています。
「心理学の出発点」https://wp.me/pavZMB-7Cg
:心理学は、“こころ”を外から分析するだけでは成り立ちません。大切なのは、いま・ここに生きている“こころ”の現実に触れることです。主観と客観を切り離すのではなく、そのあいだに立ち現れる“こころ”の現象そのものを見つめることから、心理学は始まります。
「近代科学の光と影をホロニカル論の立場から捉えなおす」https://wp.me/pavZMB-7CE
:近代科学は、神話や権威から人を解き放ち、理性によって普遍を探究する力を育てました。しかしその一方で、感性や個性、関係性を切り離す傾向も強めました。今こそ、主観と客観、個と全体を“こころ”の場として統合的に見直す時代ではないでしょうか。
「クオリアとホロニカル心理学」https://wp.me/pavZMB-7FC
:ホロニカル心理学では、クオリアを物理現象と意識現象が相互包摂する関係の場から立ち顕れる質感と捉えます。したがって赤く感じるなどの主観的経験は脳活動だけにも、純粋な主観内部にも還元できず、身体・記憶・意味・情動・環境との多層的統合として生成するとう理解です。クオリアは、部分と全体の相互包摂というホロニカル関係という非二元論的現象として理解できるのではないかとの仮説をもっています。
「トラウマの扱い方(34):身体の安全・安心の確保」https://wp.me/pavZMB-7H1
:身体に刻まれた潜在的・恐怖記憶や突発的反応への対処はトラウマケアの核心であり、言語的対話だけでは不十分な場合があります。トラウマに対応できるマインドフルネスやソマティックな方法で安全・安心を身体が体感できる場を確保することが重要になります。身体への配慮を欠く、不適切な会話は、警戒心や無力感を強化してしまうため慎重さが求められます。
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<お勧めサイト>
ホロニカル・マガジン
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2026.06.08 08:00|お知らせ・その他
内的世界と外的世界を共に扱う心理社会的統合的アプローチであるホロニカル・アプローチから生まれたホロニカル心理学に基づく心理社会的支援の智慧を集めた「ホロニカル・マガジン」(http://kokoro.racoo.co.jp/magazine/)を発行しています。
http://kokoro.racoo.co.jp/magazine/ をクリックし、トップページの右上の「MENU」ボタンを押すと「マガジンをメールで購読」とありますので、そこに「メールアドレス」をご記入いただくと定期購読(無料,月4回程度)が可能になります。定期購読者の方への定期配信以外にも、随時、いろいろな記事をアップしていますので、「検索」機能、「最近の投稿」「カテゴリー」「アーカイブ」の機能を使いながら、興味のあるテーマを検索しながら、ホロニカルな世界をお楽しみください。
今回の購読者の方への自動配信は、次の5編です。
「心理学と物理学:意識現象と物理現象の接点を探る」https://wp.me/pavZMB-6vi
絶え間なく変化し、多層多次元に識別される現象世界は、究極的には、意識現象を探求する心理学と物理現象を探究する物理学が、数理モデルを通じて接近しいく可能性があるのではないでしょうか。しかし、その語り方には差異があり続けると思われます。
「自己意識の発達(7):移行を促進する働き(ノンフィクションフィクション)」https://wp.me/pavZMB-6u7
:自己意識の発達には、多様性を促進する「エス」と統合する「IT」の働きが重要です。I子(ノンフィクションフィクション)は自己犠牲的な態度を持ち、母親に振り回されていたが、反抗をきっかけに強い罪悪感を抱いていました。しかしホロニカル・アプローチの内我と外我の対話法を通じて変容していきます。
「自己と世界(22):共に変容」https://wp.me/pavZMB-6kX
:自己と世界は絶対無(空)を共に根源を持ち、相互包摂関係にあなりながらも、共に変容していくと考えられます。
「“こころ”とは(87):意識との関係」https://wp.me/pavZMB-7H4
:“こころ”とは実体ではなく、自己と世界を含むあらゆる現象が生成・変容する「場」そのものです。意識はその一作用であり、何かを意識した瞬間、観察主体と観察対象が分化し、世界が立ち顕れます。観察主体と観察対象は、“こころ”という場において同時に生成する関係にあります。
「夢分析の面白さ:理性による理解を超えた世界」https://wp.me/p avZMB-7FT
:夢は、単なる脳の錯覚ではなく、理性では捉え尽くせない“こころ”の深層世界が立ち顕れる現象なのかもしれません。現代社会は、効率や合理性を重視するあまり、夢や身体感覚、直観といった非合理的世界とのつながりを失いつつあるように思います。しかし、人間の豊かさとは、説明できない世界を抱えながら生きることそのものにあるのではないでしょうか。夢分析とは、その深層的な“こころ”との対話にこそあるのではないでしょう。
※対人援助職にある専門家に対するスーパービジョンや教育的自己分析をご希望の方は、「お問い合わせ・ご予約フォーム(http://kokoro.racoo.co.jp/yoyaku)または、お電話(052-852-8381)にて、お問い合わせください。スーパービジョン及び教育的自己分析の方法は、“こころ”の内的世界及び外的世界を共に扱う心理社会的支援法の統合的アプローチの立場です。参考図書は下記の通りです。
<関係図書>
定森恭司著『ホロニカルな“こころ”』:場としての“こころ”と心理社会的統合アプローチ.心理相談室こころ発行.2026年.
https://www.amazon.co.jp/dp/B0GX31XL3D
<お勧めサイト>
ホロニカル・マガジン
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2026.06.01 08:00|お知らせ・その他
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今回の購読者の方への自動配信は、次の5編です。
「奇蹟について:一瞬・一瞬のこと」https://wp.me/pavZMB-7w8
:一瞬・一瞬の出来事が奇蹟では?
「量子的世界と生命の起源」https://wp.me/pavZMB-6TH
:目に見えるものの奥に、かすかに揺らぐ何かがあります。それは物質とエネルギー、生命と宇宙のあいだに流れる、静かな律動のようなものです。量子的な視点から見えてくるのは、自己と世界が離れたものではなく、同じ場から生まれ、互いに響き合いながら形づくられる姿です。生命を含むこの世界は、ほんのわずかな秩序と、広がり続ける偶然とが溶けあいながら創発されているのかもしれません。
「部分と全体のホロニカル関係」https://wp.me/pavZMB-6vN
:自己組織化する部分と全体は、自己相似的なルールを共有し、互いに包摂し合うホロニカル関係を形成します。例えば、受精卵が遺伝コードに従い、各細胞が位置に応じて情報交換を行い、足や手、心臓などに分化する現象が挙げられます。また、将棋の固定されたルールのもとで予測不能な展開が生じるように、ホロニカル関係における未来も状況に応じて変動し、確率的にしか予測できません。この不確実性の中に、自由意志の源泉が見出されます。
「現実世界とは」https://wp.me/pavZMB-7Dn
:現実世界とは、単なる客観的対象ではなく、自己が世界に触れながら生きている直接的経験の場といえます。人間は、自己と世界が一つの出来事として現れる合一的局面と、対象化し意味づける切断的局面との両方を往還しながら生きています。この両契機の生成的往還そのものを、人間の現実経験として捉えることが大切ではないでしょうか。
「意味を問うとは?」https://wp.me/pavZMB-7FP
:意味があるかどうかわからなくても、人はなお問い続けます。その営み自体の中に、“こころ”の生成と自己創造が宿っているためと思われます。生きることとは、問い続ける一瞬・一瞬の直接体験そのものだと思います。
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<関係図書>
定森恭司著『ホロニカルな“こころ”』:場としての“こころ”と心理社会的統合アプローチ.心理相談室こころ発行.2026年.
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